安達としまむら10 『The Sakura’s Ark』樽見に想いを馳せる

ライトノベル

こんにちは、こんばんは、真咲です。
2月ももう終わりますが、2月にこの話に触れずにいつ触れるんだということで。
あだしま10巻に収録されている『The Sakura’s Ark』、日本語訳すると『桜の方舟』。
あだしまはどの話も最高だけど、個人的に3本の指に入るくらい好きな話です。
旧約聖書のノアの方舟から来ているのであろうこのタイトル。
読むとわかるけど、タイトルとは裏腹にしまむら視点で話が展開して、テーマはしまむらと樽見の別離。
樽見としまむらの話にこのタイトル持ってくるの樽見に厳しいよ…。
安達の方舟にはしまむらしか乗らない。その舟で安達はしまむらだけを遠くに運んでいく。
樽見はずっと友達でいてくれと言ったけど、安達と遠くへ行くしまむらには叶えられない。

「遠くに、一緒に行ってみたかったな」

安達としまむら10 入間人間

このセリフで終わってしまう樽見としまむら本当に苦しい。
この世界線であろうと幾多の他の世界線であろうと、どれだけ樽見としまむらが早く出会って、長い時間を過ごして仲良くなったとしても、この宇宙が安達としまむらが出会うことによって成り立っているので、『樽見としまむら』になる可能性は0%なのもうさあ…。
二次創作ですら許されないの、気が狂うほど好き。辛い。
柚原もけ先生版コミックあだしまの3巻に載ってるSS
タイトルが「樽見としまむら 0.00000000000000000」
これもタイトルが容赦なさすぎるんだよな。
小数点以下どれだけ0を並べても、1すら来ることはないってことでしょこれ。
樽見について書かれた数少ない話なので、(というか完全に樽見視点なのこれだけ?)読んでない人は今すぐ読んでね。
入間先生お願いだから樽見のその後を書いた話を出して欲しい。
多分だけど、桜の方舟に乗れなかった樽見は今後安達としまむらで出てくることは無いんじゃないかなあと。
少なくともしまむらとの別離後の樽見は出てこなそう。

でも駅で呼び止めたのはもしかすると間違いだったのかもとちょっとだけ思った。

安達としまむら10 入間人間

指先がしびれるほど。
良い笑顔だったと、素直にそう思う。

安達としまむら3 入間人間

ここのしまむらの心情の移り変わり辛すぎる。
1年前は間違いなくかつての親友とかつてのようなやり取りを交わせたことを満足していたのに、それを間違いだったと後悔してしまうのあまりにも辛い。
入間先生の別作品にあった「癒着は剥がれる時が一番痛い」みたいな表現を思い出した。
しまむらも多分、痛いから人間関係はなあなあにしようみたいなタイプ。
それでも樽見とは繋がろうと自分から動いたんだから、やっぱり樽見は結構好かれてるよ。
安達が強すぎるんだ、、、

ここまでグダグダ書いてきたけど、自分の言語化能力が低くて全然言いたいことを書ききれてない気がするので、この記事は何度も加筆修正すると思います。
『The Sakura’s Ark』もきっとこの先何回も何回も読んで樽見に想いを馳せるはず。

最後に樽見としまむらの最後もここなのかなあと思いながら訪れた金華橋下の写真。
ではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました